「LINEモバイルはどこの回線を使えるの?」「ソフトバンク回線、ドコモ回線、au回線はどこがおすすめなの?」と気になっている人が多いでしょう。
LINEモバイルは取り扱っている回線が多いがために、どの回線を選んだら良いのか迷ってしまうことが考えられます。
そこでここでは、LINEモバイルを使っている筆者が以下のことを解説します。
- LINEモバイルでは回線ごとに違いはあるの?
- どんな基準で回線選びをすれば良い?
- どのキャリアの回線を選ぶのがお得なの?
これらの疑問に答える形で、LINEの通信回線の違いなどを詳しく解説していきます。
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LINEモバイルのソフトバンク回線、ドコモ回線、au回線はどこがおすすめ?違いを比較
まずが回線ごとのプラン内容や、料金体系の違いの確認を行っていきましょう。
どこの回線を選んだとしても大体同じ
結論から申し上げますと、LINEモバイルでは基本プランの内容はどの回線でもほとんど同じですし、料金体系についても同額となっています。
LINEモバイルの料金表(全プラン共通)
データSIM | SMS機能付きデータSIM | 音声通話SIM | |
LINEフリープラン | 月額500円(1GB) | 月額620円(1GB) | 月額1,200円(1GB) |
コミュニケーションフリープラン | ・月額1,100円(3GB)
・月額1,640円(5GB) ・月額2,300円(7GB) ・月額2,640円(10GB) |
・月額1,690円(3GB)
・月額2,220円(5GB) ・月額2,880円(7GB) ・月額3,220円(10GB) |
|
MUSIC+プラン | ・月額1,810円(3GB)
・月額2,140円(5GB) ・月額2,700円(7GB) ・月額2,940円(10GB) |
・月額2,390円(3GB)
・月額2,720円(5GB) ・月額3,280円(7GB) ・月額3,520円(10GB) |
基本的には全ての回線で、上記の表のプラン選択と月額料金が適用されることとなるのですが、au回線のみデータSIMの提供がありません。
そのため、LINEフリープランのデータSIM(月額500円のプラン)を利用したい場合には、ドコモ回線かソフトバンク回線を選ぶ必要がある点のみ注意が必要です。
通話系のオプションは違う部分が多い
先ほど述べたとおり、LINEモバイルは基本的なプランやオプションについては、回線ごとに大きな違いはありません。
ただ、音声通話SIMに付帯できる通話系のオプションや、データ容量の追加購入の内容には大きな違いがあります。
通話系オプションの相違点やデータ容量の追加購入の違いについてまとめた表が次のものとなります。
通話系オプションの料金表
ドコモ回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | |
10分間かけ放題オプション | 月額880円 | 月額880円 | 月額880円 |
割込通話 | 月額200円 | 月額200円 | 月額200円 |
通話明細 | 月額100円 | 月額100円 | 月額100円 |
留守番電話 | - | - | 月額無料
(保存30件・保存期間72時間) |
留守番電話プラス | 月額300円
(保存20件・保存期間72時間) |
月額300円
(保存99件・保存期間1週間) |
月額300円
(保存100件・保存期間1週間) |
グループ通話 | - | 月額200円
(3人同時通話が可能) |
月額200円
(最大6人同時通話が可能) |
迷惑電話ストップ | 無料
(30件まで登録可能) |
月額100円
(30件まで登録可能) |
月額100円
(20件まで登録可能) |
転送電話 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際電話 | 無料 | 無料 | 無料 |
国際ローミング | 無料 | - | - |
データ容量の追加購入
ドコモ回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | |
追加料金 | 0.5GB…500円/回
1GB…1,000円/回 3GB…3,000円/回 |
0.5GB…500円/回
1GB…1,000円/回 |
0.5GB…500円/回
1GB…1,000円/回 |
1ヶ月あたりに購入できる回数 | 3回まで | 10回まで | 10回まで |
こうして回線ごとに比較をしてみますと、通話系のオプションはソフトバンク回線が最も充実していることが分かりますし、留守番電話が無料で利用できるのは大きなメリットと言えます。
充実した通話機能が必要な場合には、ソフトバンク回線を選ぶと良いですね。
一方でデータ容量の追加購入には、各回線とも購入金額には違いがありませんが、1ヶ月あたりに追加購入できる回数に注目してみますと、ドコモ回線のみ3回までと、少なくなっています。
ドコモ回線の利用を考えていて、データをたくさん使うことが多い場合には、データフリープランなどで対処すると良いでしょう。
LINEモバイル自体の評判・口コミを知りたいという方は、以下のページを読んでみてください!

LINEモバイルのあなたにおすすめなキャリア回線の選び方
LINEモバイルの回線ごとの料金体系やオプション体系の違いについての確認が済んだところで、実際に回線選びをする際のおすすめの選び方を紹介していきます。
【前提】今のスマホをそのまま使うなら加入しているキャリアの回線を使うべき
今使っているスマホのままLINEモバイルへ乗り換える場合、現在加入しているキャリアの回線を選ぶことをおすすめします。
キャリアで購入したスマホを格安SIMで使う場合、購入元のキャリアの回線と格安SIMが借りているキャリアの回線が一致している場合には簡単な設定で使えます。
一方、キャリアが一致していない場合にはSIMロック解除が必須となります。
SIMロック解除は端末の割賦支払いが済んでいれば、WEBや各キャリアのショップで手続きができますが、ショップで手続きをする場合には各キャリアとも3,240円(税込み)の手数料がかかってしまいます。
WEBで手続きをする場合は無料ですが、マイページにログインして自分で全ての作業をしなければならないためやや面倒です。
SIMロック解除の手続きは面倒ですし、手続きの仕方がよくわからない人も多いと考えられるので、簡単に格安SIMへ乗り換えをしたい場合には現在加入しているキャリアの回線を選びましょう。
ソフトバンク回線の特徴
LINEモバイルのソフトバンク回線の特徴をまとめると、次のようなメリットが挙げられます。
- ソフトバンクのスマホがSIMロック解除不要で使える
- 通信速度が最も安定している
- iPhoneがセットで購入できる
- 留守番電話オプションが無料で使える
LINEモバイルはソフトバンクと業務提携を結んでいることもあり、ソフトバンク回線のSIMが最も速度が安定しています。
またLINEモバイルでは国内正規品の新品のiPhoneがセット購入できるのですが、iPhoneをセット購入できるiPhoneはソフトバンク回線対応のものとなります。
ソフトバンクと言えば既にワイモバイルというサブブランドを保有していますが、将来的にはLINEモバイルもソフトバンクのサブブランドになることが考えられます。
通信速度を求める人・iPhoneをセット購入したい人・留守番電話機能を使いたい人・現在ソフトバンクと契約している人はソフトバンク回線を選ぶと良いでしょう。
au回線の特徴
LINEモバイルのau回線の特徴をまとめると、次のようなメリットが挙げられます。
- auのスマホがSIMロック解除不要で利用できる
現在auと契約をしていて、端末をそのまま流用したい場合にはau回線を選ぶと簡単に乗り換えができます。
乗り換え前には公式サイト内にある「動作確認済み端末検索」で今時分が使っているスマホが対応しているかどうかを確認しておくと安心です。
なお、au回線では以下の諸サービスがまだ利用できない点に注意が必要です。
- LINEアプリの年齢認証(iOS)
- 回線変更
- 機種変更
- 即日受け渡し店舗での契約
ドコモ回線の特徴
LINEモバイルのドコモ回線の特徴をまとめると、次のようなメリットが挙げられます。
- ドコモのスマホがSIMロック解除不要で利用できる
- セットで購入できる端末の種類が豊富
- 国際ローミングが利用できる
LINEモバイルでは人気のSIMフリースマホやタブレット、モバイルルーター等様々な端末のセット販売を行っているのですが、ドコモ回線プランはiPhoneを除く全ての端末で利用できます。
端末の流用は考えておらず、格安SIMとSIMフリー端末をセットで買おうと考えている場合、ドコモ回線選ぶと選択肢が広がります。
またドコモ回線はLINEモバイルの中で唯一国際ローミングに対応しています。
国際ローミングが使えれば海外でも今の電話番号でそのまま通話やSMSの送受信ができるので、海外旅行などの際に便利です。
現在ドコモと契約している人はもちろん、セットでSIMフリー端末を買おうと考えている人や海外へ行くことが多い人などにドコモ回線はおすすめです。
LINEモバイルは回線変更も簡単にできるので安心
LINEモバイルでは契約後に簡単に回線の変更ができるため、通信安定性や速度などに不満を感じた場合でも安心です。
マイページにログインした後、「ソフトバンク回線へ変更」もしくは「ドコモ回線へ変更」を選択後、端末の購入の有無やオプションへの加入の確認を行います。
その後完了ボタンを押して申し込みを済ませます。
特に問題がなければ数日以内に新しい回線のSIMカードが届くので、SIMカードの受領後マイページから回線切替の手続きを行ってください。
その後、端末にSIMカードを挿してAPNなどの設定をすることで新しい回線での通信が可能となります。
LINEモバイルの回線が決まったあとの申し込み方法
乗り換え先の回線やプランが決まったら、実際にWEBから乗り換えの手続きを行います。具体的な流れを確認していきましょう。
MNP予約番号を取る
電話番号を変えずにLINEモバイルへ乗り換える場合はMNP予約番号を取得します。
各キャリアとも専用の窓口へ電話をかけることでMNP予約番号の取得が可能です。
なおMNP予約番号の有効期限は取得から15日間となっていて、WEBからLINEモバイルへ申し込みをする際には10日以上の有効期限がないと申し込みができないので、MNP予約番号の取得時期には注意が必要です。
各キャリアのMNP予約番号の取得ダイヤルは次のようになっています。
予約窓口の電話番号 | 受付時間 | |
ドコモ | 0120-800-000 | 09:00~20:00 |
au | 0077-75470 | 09:00~20:00 |
ソフトバンク | 0800-100-5533 | 09:00~20:00 |
LINEモバイルに申し込む
MNP予約番号を取得したら、5日以内にLINEモバイルに申し込みをします。
LINEモバイルの公式サイトにアクセスし、「申し込む」のボタンを押して申し込み手続きを進めていきます。
申し込みの際は、画面の案内に従って以下の情報を入力していくこととなります。
- プラン選択
- 個人情報の入力
- 本人確認書類のアップロード
- 支払方法の選択
- ログインIDとパスワードの設定
申込内容に不備がなければ、申込後に契約成立を知らせる旨のメールが届きますし、メールの受領後、数日程度で自宅にSIMカードやセット購入した端末が届きます。
なお、本人確認書類として有効な書類の代表例は次のものが挙げられます。
- 運転免許証
- 健康保険証+公共料金領収書 or 住民票
- パスポート+公共料金領収書 or 住民票
- マイナンバーカード
- 住基カード
- 運転経歴証明書
こちらの本人確認書類いずれかを用意してLINEモバイルにお申し込みください。
初期設定をする
手元にSIMカードが届いたら、マイページにログインして「契約者情報確認」→「利用開始手続きをする」と進んで手続きをすることでLINEモバイルが利用可能となります。
LINEモバイルでSIMフリー端末をセット購入した場合には、SIMカードを挿せばすぐに使えますが、自分で用意した端末を使う場合はAPN設定が必要となります。
iOS端末の場合は公式サイトで配布されている「構成プロファイル」をダウンロード・インストールすればOKです。
一方でAndroid端末の場合APNの設定画面を開き、以下の情報を登録し、登録したAPNを選択すれば通信可能となります。
名前 | LINEモバイル |
APN | line.me |
ユーザー名 | line@line |
パスワード | line |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
APNタイプ | default,supl,dun |
通信が可能になったら、最後に契約者連携・利用者連携をします。
LINEアプリからLINEモバイルの公式アカウントと友だちになり、メニュー画面から契約者連携・利用者連携を済ませれば初期設定は完了です。
まとめ:LINEモバイルの回線はどこがおすすめ?違いを比較
LINEモバイルでは回線ごとにプラン内容や料金体系に大きな違いはないため、基本的には現在自分が契約しているキャリアの回線を選ぶのがおすすめです。
LINEモバイルモバイルでは、新規契約者や乗り換え契約者を対象に、基本使用料が安くなるキャンペーンやセット端末がお得に買えるキャンペーン等を頻繁に行っています。
キャンペーンをうまく活用することで、よりお得に乗り換えができるので、情報をチェックしつつ、賢く乗り換えをしたいですね。
LINEモバイル以外のおすすめ格安SIM・格安スマホ会社が知りたいという方は、以下のページを読んでみてください!
